Mackerel の CRE になりました。

2月末に株式会社ハートビーツを退職して、3月から株式会社はてなで働きはじめました。三浦(id:missasan)です。

退職して入社して慌ただしくしていたらうっかり1ヶ月たってしまいました。瞬く間でした。 知っている人は少し前の話という感があるかもしれないですが、あらためてお伝えさせてください。

ハートビーツを退職しました。

ハートビーツには6年くらい在籍しました。でも6年しか勤められなかったなあ、と悔しいさもあります。

運用エンジニアもセールスもなんなら採用活動もイベント出展もしたし、経営層ともいつも身近でディスカッションできるすごく恵まれた立場で、なんだかほんとうに幅広くさまざまなことを経験させていただきました。 経験もスキルもノウハウも人とのつながりもたくさん大事なものをいただきました。 基本的にはハートビーツのサービスや働く人やエンジニアリングの美学の部分が大好きで、入社してからずっと可能な限りここで長く働いてやろうと思いながら暮らしていたので、自分が転職するなんてほんとうに意外です。

なぜ転職を決めたかというと理由はいくつかありますが、あらためてシンプルに考えると、お客さまの困りごとを技術で解決するということに自分が関わり続けたいと思ったからです。

今のハートビーツは、技術サイドとビジネスサイドの役割分担がしっかりできはじめていると思っています。 それはハートビーツにとってすごくよいことで、これまでは優秀なエンジニアが兼任していたセールスの業務を(だからこそよいところもいっぱいあった。でもエンジニアは大変だったと思います)、今はセールスのプロたちが担ってくれています。

私はもとはSIerでエンジニアでしたが、ハートビーツではエンジニア職として入社したわけではないので、徐々にビジネスサイドの役割に移行していったわけなのですが、お客さまの課題解決に注力したい私の気持ちと、セールスとして結果を出すために必要な業務の違い(バランスの違い)にいつも揺れていました。

そんなことをなんとなく考えながらも頑張っていたのですが、あるとき気づいたら「あ、転職しよう」と決めていました。 私は直感的に行動するところがあるので、根拠の前に心が決めてしまってからは、すごく早くいろいろと進めました。

転職について急な申し出だったにもかかわらず、ハートビーツのみなさまが本当に快く盛大に送り出してくれて、よい会社に勤めさせてもらったな、と改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

送別会などに際して、私がファンであるハートビーツの人たちから、みうらさんのすごいところは、いつもお客さまの課題にフォーカスして考え続けられるところだと言ってもらえたことや、サーバ監視というある意味同じ業界として関わりのあるMackerelのチームに転職することは、ちゃんと生きてるってことだ、と言ってもらえた言葉は、ほんとうに宝物のように大事にしています。かなりうれしかったです。ありがとうございました。

Mackerel の CRE になりました。

はてなに応募したきかっけは「あ、転職しよう」となった私が、改めてはてなの採用ページで id:a-know さんの以下のエントリーを見たことです。

これを読んだときの私の感想は、なにこれ共感しかない!!!!出会ってもうたああ!!!!!!!! です。

Mackerelの主要な顧客でありユーザーである、いわゆるインフラエンジニア・SREという肩書きで仕事をしているエンジニアは、多くの企業において少数精鋭であり、それが故にインフラの安定運用というミッションに対しても、その少ない人数のメンバーに大きな責任がのしかかっている......というのが現状だと考えています。そんなお客様に寄り添い、お客様が今置かれている状況を少しでも良いものにしていくために私たちにできることをおこなっていく、ということが、我々MackerelチームのCREのミッションになります。

セールスエンジニア 改め Customer Reliability Engineer (CRE) になりました - Hatena Developer Blog

そうなんです。そうそうそうなんです。私が仕事するときにいつもじんわり考えてるのはこれなんです。 さらには、

  • 顧客目線であること
  • エンジニア職であること
  • Mackerel が自社開発の SaaS であること

という CRE という職種や Mackerel 自体の魅力もあいまって、グサグサ刺さりました。

まさに「お客さまの困りごとを技術で解決するということに自分が関わり続けたい」という想いが叶う稀有な仕事だと感じました。

とりあえずa-knowさんに会って話したい!と思い立ち、次の瞬間にはアポをとるべく動いておりました。

実際にお会いしたa-knowさんは間違いなく「歩く信頼性」といった感じのすてきな方で、すぐに、この人とチームで仕事がしたいな、と思いました。 どこの馬の骨ともしれない私のアポを快く受けてくださって、まかないランチまで食べさせていただいて(胃袋もつかまれた)、a-knowさん、songmuさんありがとうございました。

その後、きちんと選考いただき、今に至ります。

CRE は新しい職種です。 意義や方向性やKPIもこれからどんどん作ったり変えたりして磨きをかけていける面白い仕事です。

Mackerel は toB のサービスである一方で、「エンジニアをワクワクさせる」という toC っぽい視点も持った魅力あるサービスです。

これからはこの Mackerel というサービスの CRE として、なるべくたくさんのエンジニア、もちろんそれ以外のロールの方にもよりよい、よりワクワクしたユーザ体験をお届けすべく奮闘してまいりますので、みなさまどうぞよろしくお願いします!