この記事は、Mackerel アドベントカレンダー(全部CRE)の24日目の記事です。
クリスマスイブですね。
さて、Mackerel CREチームでは、この度全部CREでアドベントカレンダーをやってまいりました。
ブログという形で、日々文章を書いてアップし続けた経験ははじめてです。 最後は、アドベントカレンダーをやってみた感想をつらつら書いて終わりたいと思います。
まずはやってみる
はじめにid:a-knowさんに「今年も全部CREやろうと思うんだけどどう?」と言われたときは、いやー無理だろうと思いました。 Mackerelのアドベントカレンダーといえば、毎年すごいエンジニアの人が手を変え品を変え、面白い記事をアップしているものだし、前年のid:Soudaiにいたっては、毎日Mackerelのプラグインについて解説を書くというとんでもない所業をしでかされていた後だったので。 でも無理と思うようなこともできたらいいなと思うことはまずはYESと言ってみる、というスタイルで暮らしているところがあるので、今回もまずはトライしてみたという次第です。
実際にお題を考えたり、ブログを書き貯めたりすることはけっこう大変でしたが、最初に思考停止してYESと言ったおかげで、この体験をやってみることができてかつ最後までこれたのでよかったです。
2日に1回ブログ投稿する
高頻度のブログ更新のためにやったことはこんな感じ。
お題は先に決める
2日に1回ブログを投稿するために、まずは目次を書き出しました。 その日その日にお題を決めていくのは、難しいと持ったので、はじめにあたりをつけておく作業です。 自分が普段こういうものまとめたいなーとか、自分のなかで一度きちんと整理したいなーとか思っていたことを書き出しました。 それが、精査されて、アドベントカレンダーの記事になっています。
- 2日目 サービスとロール
- 4日目 サービスとロールが効いてくるところ
- 6日目 メトリックの種類
- 8日目 監視ルールとチェックプラグイン
- 10日目 通知チャンネルと通知グループ
- 12日目 トライアルプランで試してほしいこと
- 14日目 カスタマイズしたグラフをつくってみよう
- 16日目 オーガニゼーションあれこれ
- 18日目 API と mkrコマンド を使ってみる
- 20日目 アラートグループを設定してみる
- 22日目 CREになって考えていることや読んでいる本など。
自分が今かけるものを書く、すごい記事を目指さない
途中までは、ばくぜんとすごい記事を書かなければ、と思っていました。ところが、すごい記事とはいったい…となってぜんぜんネタが思いつきません。思いついてもそれやるには結構準備や勉強が必要で、そもそも間に合わないのではと思うものばかり。投稿日が近づいた頃、やっと、自分が今かけるものを書こう!憧れるクオリティをめざすまえにやり遂げねば!と開き直ることにしました。ここにたどり着けてよかったです。
探せばヘルプに書いてあるようなこともあるし、誰かがもっとうまくまとめていることもあるかもしれないけど、そういうことじゃないんじゃないかと。 CREは実際に対面でことばでMackerelのあれこれについて説明することが多いです。どこかに書いてあったら説明できるかということそうではないし、自分の言葉でまとめることに意味があると思いました。
毎日ちょっとずつ満遍なく書く
目次が決まってからは、一個ずつ仕上げるのではなく、全部の記事を毎日ちょっとずつ満遍なく書いていきました。
最終的には今自分が本当に書きたい、あったら便利なお題にできたので、比較的に筆が進んで、あとは週末にコツコツ書き貯めたりしてなんとか2日に1回投稿することができました。 この一連の記事、自分ではけっこう満足しています。
毎日のご飯のように書く
先日、Mackerelとはまったく別件で、自炊する話についてブログを書きました。
自炊にはまりながら、料理の本を読んでいました。
面倒くさい日も、おいしく食べたい! 仕事のあとの、パパッとごはん
- 作者: 一田憲子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/11/21
- メディア: 単行本
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この本の第1章にあたるところの最初のタイトルが秀逸です。
夕飯作りの「敗北宣言」をする
手の込んだものを作ることは大変だけどおいしいご飯は食べたい。そういう夜は、敗北宣言をして、ちょっとしたメソッドにしたがって手間のかからないご飯をつくっておいしく食べるというのがこの本のコンセプトです。私のアドベントカレンダーへのマインドに近いので、おもしろいです。
これ以外にも、うんうん頷きながら読めるフレーズがいくつも登場します。自分に刺さったエッセンスを書いておきます。本文そのままではなく、私の解釈です。
- 構成するもの少なくてもいい
- こうしとけば絶対においしい、という型をつくる
- レパートリーは少なくてよい
- 余計なことをしない
こったものでおもてなしするわけでなく、自分にとって絶対おいしいものを続けられる範囲でつくろう、というマインドがまさに今の自分にぴったりでした。 こういうことって、いろんなことに応用が聞く、なにかを続けるコツなのかもしれないな、と思いました。
というわけで、自分の晩ご飯のようにアドベントカレンダーを書いてしまいました。
最後に
ブログっていいですね。 みんが見られるところに、自分のための記事を書いていることによって、よい効能がいろいろありました。
- 自分の関心ごとがわかる、人に伝わる
- 物事への自分の理解度がわかる、人に伝わる
- 自分の周囲の人との共通言語がうまれる
いちばん新鮮だったのは、はじめてお会いするお客様に、その日の打ち合わせで時間内にどこを重点的にご紹介したらよいか、という質問に「今日集めたメンバーはブログの記事に書いておられたようなことまではなんとなく理解しているメンバーです」と言ってもらえたことです。 こんなふうに社外の人と、ブログの内容をベースに話ができるようになるのか、と目から鱗でした。
直接Mackerelには関係ない感じでラストの記事を書いてしまいました。 自分の晩ご飯のような記事を読んでくださったみなさま、最後までお付き合いいただきありがとうございました。